24年間熟成!?噂のコーヒーの真相とは?

なんと一杯11万円のコーヒーがあるとの噂を耳にしたことはありませんか?

まさかコーヒー1杯でそんな値段がするなんて考えられませんよね。

しかしながら、それは実在するのです。

24年間も熟成させたという驚きのコーヒーなんだそうです。

今回はその噂のコーヒーと、熟成コーヒーについてまとめます。


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目次 [非表示]

1 そもそもコーヒーを熟成ってどういうこと?
2 24年熟成コーヒーが飲めるのはどこ?
3 「ザ・ミュンヒ」その真相は?
4 11万円のコーヒーとは?
5 まとめ
そもそもコーヒーを熟成ってどういうこと?
そもそもコーヒーを熟成ってどういうこと?って声が聞こえてきそうです。

かく言う私も初めて聞いたときそのように疑問に感じました。

しかしながら、他の食品はどうでしょうか?

よく耳にするチーズやワインがありますが、熟成されることで味に深みを増すのはイメージがしやすいかと思います。

ワインでいうと、タンニンなどの含まれる成分が変化を起こしていくことで味に深みが増していきプラスに働くようです。

チーズは微生物や酵素の働きにより成分が分解され味わいに変化が起こっていくのだそうです。

どちらにせよ、熟成させるには管理が重要で、細かな室温や湿度の調整が必要であり、非常に手間が掛かるそうです。

コーヒーも同様に、熟成させる(=時間を掛けて成分に変化を起こす)ことで美味しくなるということです。

緩やかな酸化により独特の風味・香りが増していき、まろやかさの中にも深いコクが生まれ、口に含んだ時の芳醇な香りが素晴らしく飲むものを魅了するのです。

また、飲み方も様々あるそうですが、淹れたてで飲むのではなく、少し時間を置いてから飲むことで味がより一層まろやかになるんだそうです。

コーヒーも様々あり、好みも千差万別かと思いますが、深みのある熟成コーヒーを飲みながらのんびりと過ごすのはとても優雅なひと時になりそうですね。

 

24年熟成コーヒーが飲めるのはどこ?
では、巷で話題の24年もの長きに渡り熟成されたというコーヒーについてです。

ずばり24年熟成コーヒーが飲める場所は、

名車とコーヒー自家焙煎のお店「ザ・ミュンヒ」という喫茶店です。

大阪府八尾市の住宅街にございます。

店主は田中完枝(たなかかんじ)さんです。

店内にはお店の名前の由来となった世界に5台しか存在せず日本には1台のみと言われる旧東ドイツ製のバイク「ミュンヒ」、そして世界初の2ロータリーバイク「バンビーン」が置かれています。

また、お店のBGMは真空管アンプのオーディオを通して流れてきます。

コーヒーの特徴は、なんといってもその抽出時間の長さ。

20~60分もかけてじっくりとゆっくりと抽出されるのです。

一杯のコーヒーにしては量も非常に少なく、値段も破格で1,300円~4,000円以上が当たり前なんだそうです。

すべてが店主である田中完枝さんの人生とこだわりを反映しており、田中さんにより形成される田中さんだけの世界です。

 

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「ザ・ミュンヒ」その真相は?
引用:知りたいLABO
それでは、「ザ・ミュンヒ」についてまとめます。

営業時間は21時間、コーヒーの価格も破格、抽出時間が超長時間、という常識にとらわれない状況には田中さんならではの信念があってのことです。

朝6時から夜中の3時までの営業時間の理由は、「時間が欲しかったから」なんだそうです。

コーヒーの単価と質を上げることで、日に数人のお客さんしか来なくてもお店が潰れず、なおかつ時間が生まれる。

「働かないように働き、食べないように食べ、寝ないようにして寝て、怠けないように怠ける」

仕事でもありプライベートでもあり、自分の中で「時間」という概念を壊し過ごしているそうです。

時間の概念を壊し、意識しないことで時間にとらわれない生き方をされています。

本人的には常に力が抜け緊張感は全くなく、リラックスしている状況なんだそうです。

田中さんは、良い仕事の対価として時間をもらい、その時間で自分の心を癒す。

そして、その癒された心で幸せにいる自分が作るコーヒーによって、また飲んだ人も幸せになる。

その繰り返しによって、田中さんだけの無限な世界がループしながら存在し続けているのですね。

独特の世界観が作り出す「ザ・ミュンヒ」が田中さんそのものであり、田中さんの生きる唯一無二の世界なのです。

 

11万円のコーヒーとは?
田中さんの世界観を知ってしまうと11万円が高くも思えなくなってくるのは私だけでしょうか。

田中完枝さんのすべてが詰まった唯一無二の世界で作られる至高の一杯、それこそが24年熟成コーヒーなのです。

1.5㎏の豆から、わずか100㏄のみを1時間かけて抽出し、さらにオーク樽に詰めて20年以上ものあいだ熟成させたというコーヒーを、お値段500万円という1700年代に作られたという「染付金菜花鳥文カップ&ソーサー」に注ぎ飲む。

なんともまぁ、何もかもを凌駕する一杯のコーヒーです。

もはや、もう恐ろしいですね。

値段はともかく、いつか味わってみたい。

そう思わざるを得ない、もはや「世界」だと感じてしまいます。

引用:トリップアドバイザー
 

まとめ
いかがでしょうか。

私は熟成コーヒーについて調べていたら、いつの間にか「田中完枝」さんという一つの世界に魅了されてしまっていました。

素晴らしき世界、恐るべき至福の一杯。

これからも心の片隅でその世界を眺めていたいと思います。