卵は糖尿病にも効果的!?卵の新常識と糖尿病予防のポイントとは?

目玉焼き、ゆで卵、スクランブルエッグなど、様々な調理法がある卵は栄養価の優れた食材です。

でも、卵にはコレステロールが多く含まれているので卵を控えてる人も少なくありません。

あなたは1日に何個の卵を食べますか。


実は最近の研究で、卵を毎日食べても血糖値やコレステロール値に影響がないことが分かってきました。

卵が糖尿病に与える影響と、血糖値とコレステロールの関係について説明します。

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目次 [非表示]

2型糖尿病の人が卵を毎日食べても大丈夫?
2 糖尿病の人ほど卵を食べた方がいい?
3 糖尿病を予防する方法3.1 しっかりした食事は早い時間にとる
3.2 3〜6時間おきに食べる
3.3 水を飲む
4 まとめ
2型糖尿病の人が卵を毎日食べても大丈夫?
卵はコレステロールの多い食品として知られています。

以前は、卵は一日一個までにしないとコレステロール値が上がると言われてきますが、これは1970年代に行われた研究を基にしています。

厚生労働省は1日のコレステロールの摂取基準を女性の場合は600mg、男性の場合は720mg と定めていました。

卵一個のコレステロール値はおよそ300 mgなので、卵は1日一個までが良いとされていたようです。

2015年に厚生労働省日本人の食事摂取基準が改訂され、コレステロールの目標量の記載がなくなりました。

コレステロールを多く含む食品を食べても、血中コレステロール値には影響はないという研究報告が相次いだため、目標量に科学的根拠はないというように言われるようになったわけです。

それどころか、メタボリックシンドロームの方に卵を食べてもらい研究を行ったところ、善玉コレステロール HDL が上昇、悪玉コレステロールと言われている LDL が減少、動脈硬化の疾患リスクに関係するLHCの改善、インシュリンの指標改善など、好影響を与えるという結果も出ています。

現在では一般的には卵は1日2個まで食べても大丈夫だという専門家も増えています。

これは糖尿病の人にも当てはまります。

血糖値とコレステロールの関係とは糖尿病患者は心臓の疾患が起きやすく、コレステロールが高いとなおさら起きやすくなるということが研究によってわかってきました。

糖尿病の人は血糖値だけを気にしがちですが、血糖だけでなくコレステロールの管理も大切です。

糖尿病の人ほど卵を食べた方がいい?

卵は安くて栄養豊富な食品です。

卵には必須アミノ酸が含まれ、卵黄に含まれているレシチンには血管を強くしたり、血中の余分なコレステロールの沈着を塞いだりする作用があります。

驚くことに、海外の大学の研究で卵を多く食べている人の方がコレステロール値が改善されたという結果が出ています。

卵はコレステロールが高いと言われていますが、血中コレステロール値への影響は少なく様々な栄養素が含まれているため、体に与える良い影響の方が強いと考えられています。

糖尿病を予防する方法
糖尿病を予防するには、整った食生活と適度な運動が大切です。

ここからは糖尿病を予防するポイントを説明していきます。

しっかりした食事は早い時間にとる
1日の終わりにたっぷり食べてしまうと肥満と糖尿病のリスクが高くなります。

それは早い時間に食べるのに比べて、血糖値を調整するためにたくさんのインスリンを分泌しなければならないからです。

早めに食事を済ますことで、体が適切な消化活動を行えるようにしましょう。

3〜6時間おきに食べる
一回ぶんの食事を消化するには4〜6時間が必要だと言われています。

食べ物が完全に消化される前にほんのちょっと食べることで、体は血糖値を安定させようと模索しなくて済むのだそうです。

適度な間隔で食事を行うことで、食事における体の負担が抑えられます。

水を飲む
味がついたミネラルウォーターや炭酸飲料は想像以上に多くの糖分が含まれています。

水分補給は水が一番です。

水分を取ると満足感が得られるので食べ過ぎも防止できます。

 

まとめ
いかがだったでしょうか。

卵が素晴らしい食品であることがお分かりいただけたのではないでしょうか。

また、糖尿病への悪影響はあまりないことから、卵を美味しく食べることも問題ありません。

日頃から食生活を整え、適度な運動を行い、元気に過ごしていけると良いですね。