“尿一滴”でがん検査ができる!エヌノーズって何?費用は?その仕組みとは?

こんにちは。
ZOZOメガネです。

いま巷で話題になっている「N-NOSE」(エヌノーズ)というがん検査をご存じでしょうか? 「“尿一滴”でがんの検査ができる!」という画期的な“がんの1次スクリーニング検査”です。

そんな方法があるの?と非常に気になるところですが、その費用や仕組み、特徴とは一体どんなものなのか?

N-NOSEのポイントをまとめます。


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目次 [非表示]

1 新技術のがん検査!その名も『N-NOSE』!
2 N-NOSEとは?
3 N-NOSEの6つのポイント!3.1 ①簡単
3.2 ②安価
3.3 ③高精度
3.4 ④早期発見
3.5 ⑤痛みや負担なし
3.6 ⑥全身網羅
4 検査結果が分かるまでの期間は?
5 誰でも受けられるの?
6 検査を受けたい!どうやって受ける?
7 最後に
新技術のがん検査!その名も『N-NOSE』!
日本人の死亡原因の第1位は、男女ともに「がん」となっています。
全体の3割近くの方々が「がん」を患い人生の末路を迎えていきます。

決して他人ごとではない病気であり、いつ自分の身に降りかってくるか誰も予測ができません。

しかしながら、早期発見・早期治療により救われる命もたくさんあります。
いかにして早く気付くか、それは非常に重要なことです。

そこで非常に期待されるのが「N-NOSE」(エヌノーズ)です!

HIROTSUバイオサイエンス社長の広津崇亮氏が発明した画期的な新技術です。

2016年に開発がスタートし、2020年1月から実用化となりました。

早期のがん発見に非常に大きな期待が寄せられ、がん治療における救世主になることが予想される検査手法です。

 

N-NOSEとは?
簡単にいうと「線虫を嗅覚を利用し、尿中のがんの匂いを検知する技術」のことで、がん患者の尿には近寄り、健常者の尿からは離れるという「“C.elegans”という線虫の特性」を活かしたものです。

線虫は土壌に生息する体長約1ミリ程度の微小生物です。

生物の特性を活かすといった点は非常に面白いポイントですね。


N-NOSEの6つのポイント!
分かりやすく特徴を挙げると以下のようになります。

①簡単 ②安価 ③高精度 ④早期発見 ⑤痛みや負担なし ⑥全身網羅

①簡単
わずかな尿で検査が行える、非常に簡単なものになります。

②安価
検査費用は、一回 9,800円と非常に低コストです。
線虫の飼育が必要になりますが、そのコストが安いため検査料金を抑えることが可能なのです。

③高精度
その的中率は約85%!
本当に分かるの?と疑問に思う方も多いと思いますが、一般的ながん検査である「腫瘍マーカー」よりかなり高確率です。

④早期発見
数が上がるにつれ病気の進行が進んでいることを示す「ステージ」ですが、ステージ0~1の患者でも約87%の的中率とのことで、高い確率での早期発見が期待できます。

⑤痛みや負担なし
たった1滴の尿から検査できるため、直接的な痛みや身体的負担がありません。
気軽に検査ができるということで普及にもつながるポイントです。

⑥全身網羅
2019年9月時点で分かっている検査可能ながんの種類は15種類。
ほぼ全身を網羅しています。

※胃、肺、大腸、膵臓、肝臓、前立腺、乳、子宮、卵巣、食道、口腔・咽頭、胆嚢、胆管、腎、膀胱の15種類

 

検査結果が分かるまでの期間は?
現在のところ、検査してから結果が分かるまでの目安として1週間~1ヶ月程度と言われています。

1年目の2020年の解析可能件数は25万人とされており、すでに約10万人分の検査が予定されているそうです。

 

誰でも受けられるの?
尿を検体とするため、年齢を問わず誰でも受けることができます。
小児がんの臨床研究も進められており、早期発見に本当に期待がもてますね。


検査を受けたい!どうやって受ける?
まずは「N-NOSE」取り扱い施設に申し込みとなります。
現在は、法人や健康保険組合への対応が集中しているため、個人への対応にはまだ少し時間が掛かるようです。取り扱い施設もまだ公開はされておらず、もう少し時間が掛かるようですが、順次取り扱い施設の公開を進める予定となっています。

 

最後に
以上、「N-NOSE」(エヌノーズ)についてポイントをまとめてみました。がんが進行する前の早期治療につなげられることはとても大きなことです。
がんにおいては、発見が遅れることで「時、既に遅し」となるケースが非常に多く、全身への転移も危惧されます。
誰もが気軽に検査を受けることができ、病気の進行を未然に防ぐこと可能になる画期的で期待のできる検査ですよね。多くの命を救う多大な可能性を秘めており、今後の普及拡大が心待ちにされます。皆でこれからの普及を願いましょう。