ストロング系飲料は恐ろしい!?抑えておきたいリスクと特徴を知る。
最近、巷ではストロング系飲料が人気を博しています。
各メーカーが次々と新商品を出し、消費者を惹きつけてやまないシリーズになっています。
飲まれている方も多くいらっしゃるのではないでしょうか。
多くの方が注目するなかで、飲むうえでの危険性も危惧されています。
今回は、そのストロング系飲料の歴史や危険性、特徴についてまとめます。
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目次 [非表示]
1 ストロング系飲料の歴史と由来について
2 ストロング系飲料のアルコール度数について
3 ストロング系の危険性について
4 人工甘味料の害について
5 アルコール中毒なりやすい
6 まとめ
ストロング系飲料の歴史と由来について
ストロング系飲料とは、アルコール度数が高くて安く酔えることで若者に人気です。
飲みやすいため、普段あまりお酒を飲まない人や女性でもグイグイ飲めますね。
そもそもなぜストロング系というのか?
一般的にストロング系チューハイって言う名前が浸透していますが、なぜそのような名前になっている
2008年にキリンが発売したキリン氷結ストロングがその由来になっています。
それ以降に発売された商品もストロングとつけることが多く、その流れからストロング系と呼ばれるようになりました。
以前はチューハイは女性やお酒に弱い人向けというような印象がありましたが、その印象も現在では変わっているのではないでしょうか。
2009年にサントリーから発売された−196°ストロングゼロという商品を例に挙げると、プロレスラーの蝶野さんを起用し力強さを強調した広告を打ち、30代や40代の男性からの支持を得ました。
2011年からは、女優の天海祐希さんを起用し女性の愛好者も獲得する結果となりました。
男女からの人気もあるのに加え、2017年の酒税法の改正もポイントになります。
ワインや日本酒の値上がりに伴い、その客足がストロング系に流れたと言われます。
ストロング系飲料のアルコール度数について
ストロング系のメリットはとにかく安くてすぐに酔えることです。
ストロング系飲料は税額が上昇しないギリギリの度数で調整をしているそうです。
他のお酒よりもアルコール度数は高くなっています。
ビールのアルコール度数が5%が大半なのに対して、ほとんどのストロング系飲料は9%となっています。
単純に考えても良いの回り方も強くなるのはお分かりかと思います。
ストロング系の危険性について
安く手頃に言えることは、消費者側からするとメリットです。
その一方でデメリットも挙げられます。
安くてどこでも買えるという点は、メリットであると同時にデメリットとも言えます。
気軽に購入ができることでアルコールの摂取量が増えてしまうリスクを伴います。
体がアルコールに慣れてしまうことで、酔うために徐々に飲酒量が増える可能性も考えられます。
人工甘味料の害について
ストロング系飲料の飲みやすさは、その味付けに関してもポイントになっているかと思います。
甘くて飲みやすいことで女性やお酒の初心者には親しみやすいものであります。
そこが実は害を及ぼす落とし穴とも言えます。
ストロング系飲料の多くは大量の人工甘味料が使われています。
その名の通り人工的に作り出した甘味料のことです。
自然から手に入る天然甘味料に対して、人工的に作られている甘味料のことを人工甘味料と言います。
人工甘味料の問題点としては、天然の砂糖などと比べて中毒性が高いことが挙げられます。
種類によっては糖尿病や頭痛、めまい、脳障害など、色々な病気を誘発するとも言われています。
ストロング系飲料には糖質ゼロのものも結構あります。
アルコールは体の中で分解されるために水分と糖分を必要とします。
しかし、糖質ゼロにして甘味を人工甘味料に頼っていると糖が不足します。
その結果、分解を担当する臓器への負担が増えます。
ソーダ系の飲料に使われている代表的な人工甘味料はアスパルテームですが、この甘さは砂糖の160から220倍と言われています。
さらに驚くことにネオテームという人工甘味料は、7000倍から13000倍と言われています。
このものすごい甘さの人工甘味料を毎日のように摂取してしまいます。
それにより味覚障害を引き起こしてしまいます。
人工甘味料にはカロリーがないと思い、太らないという意識から大量に摂取すると味覚が鈍っていきます。
アルコール中毒なりやすい
人工甘味料の甘さで、飲みやすいストロング系飲料はついつい飲み過ぎてしまいます。
アルコール摂取量が増えることでアルコール中毒のリスクが高まります。
手軽に買えるストロング系飲料で手軽にお酒を飲むことができ、そして人工甘味料の中毒性とアルコール度数の強さでついつい飲んでしまうという結果を引き起こしてしまいます。
一時的に引き起こされる急性アルコール中毒はもちろんのこと、少しずつ体にアルコールへの耐性ができることで飲む量が増え、回数も増え、慢性的なアルコール中毒を引き起こす可能性もあります。
ストロング系飲料は他のお酒に比べても原価が激安です。
アルコールガムシロップ香料や人工甘味料などなどアルコール以外はソフトドリンクと大して変わらないレベルです。
そして、税率も低く、アルコールメーカーにとってもありがたい存在です。
ストロング系飲料が安いのは、酒税が安いというだけではなく原価が安いという理由もあります。
このような理由から各メーカーがこぞって新作を出します。
新作が出るたびにその人気は拡大し、お酒を飲む人たちも増えていきます。
そうすることで、社会全体のアルコール中毒におけるリスクも増えているということが言えます。
まとめ
ストロング系飲料についてまとめてきました。
消費者にとってメリットがある一方で、様々なリスクがあることも理解できたかと思います。
決してストロング系飲料が駄目だということではありません。
危険性があるということを認識し、大変な事態を引き起こさないためにも節度を持って飲まないといけませんね。
くれぐれも飲み過ぎには注意をし、健康的にお酒を楽しんでいきましょう。