サボり思考のススメ。サボることは良いこと⁉時間も成果も効率よく得られる思考とは?


一般的には悪いとされるサボりの価値。

しかし、サボりの捉え方も考え方次第で大きく変わります。

サボる=効率化を図る。

皆さんは仕事においてサボっていますか?

一般的に、サボるとは文字通り与えられた仕事をやらなかったり一部端折ったり、世間ではあまり良い言葉として使われてはいません。

もちろん、〇〇をやれと言われているのに、それを放棄してやらないというの
良くないことです。

良くないことですが、ここでいうサボり思考を持つことはメリットが多くあります。

サボりの価値についての考え方を身に付け、その上で効率的なサボり志向の活用方法とそのくせづけ方法を少し考えてみてください。

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目次 [非表示]

1 サボり志向のメリット
2 サボるべき仕事、サボってはいけない仕事
3 無駄を排除していく方法3.1 そもそもやるべき?
3.2 必要なものは徹底的に自動化!
サボり志向のメリット
簡潔にいうと、効率化ができるというものです。

どういうことかを説明する上で、サボる人の脳みそで何が起こっているのか考えてみます。

サボる人がなぜサボるかを考えていくと、究極的には楽をしたいからです。

面倒くさいことを避けてなるべく楽をしたいという発想のもとサボります。

ここで立ち止まって考えてみましょう。

同じ成果が得られる場合、一生懸命汗をかく方法とサボる方法、どちらが良い方法だといえるでしょうか。

少し考えてみてください。

この質問への答が、一生懸命汗をかいた方が良いと考える方は少し危険な考え方をしている可能性があります。

というのも、プロセスを過度に評価しているからです。

プロセスを評価すること自体は別に悪でもなんでもないのですが、苦労だったり努力のようなものを評価する傾向が強く、これは労働は美徳という考え方が刷り込まれている可能性があります。

結果に着目すれば、同じ成果を得ているので、別に一生懸命汗をかいてもサボってもどちらでも問題ないことは明白です。

続いて成果が同じであればどちらが良い方法ともいえず、同じであると考えた方もいるかと思います。

これは労働が美徳という精神に蝕まれているわけでもなく、一見確からしいのですが、ここではサボる方法が良いと回答する方が一番良いかもしれません。

その理由を詳しく解説していきます。

実はこの3パターンの回答は生産性というキーワードで評価をすることができます。

生産性の定義は人によって変わってきますが、ざっくり言うと分子に成果
、分母に工数を置いた時のアウトプットの生産効率のようなものを表します。

こう考えると、同じ成果でも一生懸命汗をかいた方がいいという方は、分子の成果は同じでも分母の工数は大きい方がいいということを言っているのと同じ意味になります。

これは生産性の低い方を高く評価しているのでナンセンスといえます。

続いて、成果が同じであれば方法が何であれ、評価同じと考える方は分子の成果だけを見ていることになります。

最後のサボる方法が良いと答えた方は、この式でいくとこの分子も分母も見れているので生産性を正確に測れているということになります。

つまり、サボるというのは言い方を変えれば効率化しているとも取ることができます。


ただし、冒頭でも少し触れた通り、なんでもかんでも職務を放棄するという意味合いでのサボりはよくありません。

当然ながらそういった振る舞いをしていると最悪クビになるかも知れません。

サボるべき仕事を徹底的にサボるという思考が効率性の向上に寄与していきます。


サボるべき仕事、サボってはいけない仕事
ここまでお話すると、サボるべき仕事、サボってはいけない仕事の違いは何?という声が聞こえてきそうですが、これはものすごくシンプルです。

サボるべき仕事は手を使う作業、つまり単純労働です。

この作業の反対は頭を使う知的労働になります。

頭を使う必要がない単純労働は徹底的にサボる、つまり効率化を図りましょう。

このサボるは放棄するという意味ではなく、ムダを排除していくという意味です。

無駄を排除していく方法
それでは、その無駄を排除していく方法論を説明します。

2ステップで考えていきます。

① そもそもやるべきものかを考える

② それでも必要な場合は徹底的に自動化する

そもそもやるべき?
まず最初の①ですが、これは思考停止していると難しい思考です。

日常的にやることが当たり前になっていることが多いからです。

ですがそこを疑いに掛かりましょう。

ポイントとしてはその作業の結果としてどんな付加価値が生まれているのかを考えてみましょう。

より具体的に言うと、作業結果がパワーポイントにしてもエクセルにしても、何に使われるのかを考えましょう。

それが顧客の資料であり、そこから重要な売り上げが上がっている場合は必要な作業になりますし、社内の価値があるか分からない定例会議に使うものであれば別に無くても構わないものかもしれません。

この最終的に何に使うのかという視点でガンガン断捨離していきましょう。

判断さえついたらそれを上長に説明していきます。

説明のロジックを新たに考える必要はなく、まさに先ほど考えた最終的な利用用途に価値がないということを伝えれば問題ありません。

超ロジカルですね。

必要なものは徹底的に自動化!
続いて②ですが、自動化の方法は作業の内容によって大きく異なってきます。

エクセルの作業であれば数式やVBAを使ったり、簡単な業務であれば社内アウトソースも活用しましょう。

社内アウトソースする場合は、引き継ぎを受ける方がやりやすい環境を整えるのが最低限のマナーです。

そこだけは気をつけておきましょう。

エクセルの自動化でも社内アウトソースでも、最初の仕組み構築の時は大変です。

頭の中でいつものやり方だとすぐ終わるという誘惑に襲われそうになるかもしれません。

ですが、今後ずっとやり続けることは非効率的である、という長期の視点で考えて改善していきましょう。

このようにサボり思考というのは自分自身だけでなく組織の効率化も招きます。

今あなたがルーティンで行っている業務を棚卸しすると無駄なことが案外多くあるかもしれません。

先ほどのポイントのところでも解説したように、最終目的を考えて疑うことで効率化をガンガン進めていきましょう。

まとめ

●サボり思考はやるべきことを放棄するという意味ではなく、業務を圧倒的に効率化するという意味がある。

●サボり思考によって自分自身だけでなく組織全体の生産性を上げることができる。

●サボる際には、そもそもやるべき業務なのかを考え、やるべき業務は自動化やアウトソースを進めればいい。

 

いかがだったでしょうか。

時間は有限ですよね。

うまくサボって時間を有意義に使いましょう。

サボリー思考のススメ。

積極的にサボりましょう!