注目のレジスタントスターチ!知っておきたいその働きを抑える!

こんにちは、ZOZOメガネです。

以前にもご紹介しましたが、やはり最近よく耳にする「レジスタントスターチ」です。

2020年2月18日放送の『林修の今でしょ!講座』でも取り上げられます。

その働きから医学会から大注目の「山芋」ですが、その山芋にも豊富に含まれる腸内環境を整える最強のレジスタントスターチです。

そのレジスタントスターチの働きを一緒におさえていきましょう。

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目次 [非表示]

レジスタントスターチって何?
レジスタントスターチの働きとは?
3 腸活とレジスタントスターチ
レジスタントスターチとダイエット
レジスタントスターチを多く含むものは?
6 まとめ
レジスタントスターチって何?
レジスタントスターチとは、消化されづらいデンプン、つまり難消化性でんぷんまたは耐性デンプンのことを指します。

レジスタント=消化されない、スターチ=でんぶん という意味です。

消化されづらいことで、ヒトの小腸まででは吸収されずに大腸にまで届くでんぶんの総称となります。

また、体内においてエネルギー化されにくく整腸作用や生活習慣病予防効果があるとされ、食物繊維として捉える見方もあります。


レジスタントスターチの働きとは?
レジスタントスターチには、血糖値の上昇を防いだり、腸の奥の方まで善玉菌を増やし短鎖脂肪酸を増やすといった効果が挙げられます。

良い腸内細菌、つまり善玉菌は良い短鎖脂肪酸を分泌しています。

その短鎖脂肪酸には健康的に様々な効果が期待できます。

大腸の粘膜を増やしたり、ウイルスなどを退治する殺菌や静菌作用、ウイルスや病原菌から腸壁を守るバリア機能、発がん・糖尿病・肥満の予防や免疫力の調整、排便をスムーズにする力などがあるとされています。


腸活とレジスタントスターチ
今、巷で話題の腸活とは、腸内環境を整えて健康な身体を目指そうという取り組みをいいます。

環境が整えられた良い腸内というと善玉菌が多い環境です。

善玉菌が増えるということは、善玉菌の代謝産物である短鎖脂肪酸を増やすことにつながります。

つまり、短鎖脂肪酸は上記で述べたように優れた効果が期待できますので、腸活は腸だけに限らず身体全体を整えていくということにつながるわけです。

この短鎖脂肪酸を増やすといった点でいうと、レジスタントスターチは腸内細菌により代謝されることで、酢酸やプロピオン酸、酪酸コハク酸といった短鎖脂肪酸に変えられるので、腸内環境改善に大きな役割を果たします。

 


レジスタントスターチとダイエット
レジスタントスターチを摂取すことで血糖値の急激な上昇が抑えられるますが、さらに注目すべきは「血糖値が緩やかに低下していく」ということです。

“血糖値が下がりにくく維持する”ということは空腹感が生じづらく、次の食事の量を抑えることにもつながるなど、ダイエットの面からも好影響を与えます。

このような効果を「セカンドミール効果」といい、“最初に取る食事(ファーストミール)が、次にとる食事(セカンドミール)の後の血糖値にも影響を及ぼすこと”を言います。

これはレジスタントスターチの大きな特徴のひとつです。

レジスタントスターチを多く含むものは?
雑穀、豆といった穀類、パスタ、コーンフレークなどのでんぷん質の食品の一部、未熟なバナナなどにも多く含まれます。

また、おにぎりなど冷めたご飯はレジスタントスターチが豊富です。

これは、温められたことで消化吸収性の良くなったでんぷんが、冷めることで再度吸収しづらいでんぷんへ戻るためです。

つまり、炭水化物の「でんぷん質」が冷めた状態の時に現れる成分で、冷ご飯以外にも冷めたパスタや冷麺、冷やしうどん、また冷たいポテトサラダなどでも同様の現象が見られます。

レジスタントスターチは食物繊維のように体内をそのまま通過します。

老廃物を掃除しながら腸をきれいにし排泄に向かうため、そういった点から見てもダイエットにも適しています。


ここで冒頭でも触れた「山芋」についてですが、レジスタントスターチを非常に多く含んでおり、便秘の改善にも良いとして人気を博しています。

ここまでのお話でも分かりますように、加熱せずに生で食べることでより効率的にレジスタントスターチの摂取が可能になります。

ちなみに、山芋には「ジオスゲニン」という成分が多く含まれており、これはガン予防にも効果があると分かっており、またアルツハイマー認知症においても予防効果があるという点で研究を進めているようです。

まとめ
いかがでしょうか、レジスタントスターチが注目される理由がお分かり頂けたかと思います。

「消化されづらいでんぷん」は大腸まで届き、短鎖脂肪酸が増えることで身体全体を健康にするということにつながるわけですね。

食材や食品だけでなく、冷やして食べるといった一工夫でレジスタントスターチを摂取することができます。

日頃から少し意識して健康な日々を過ごせるとよいですね。

皆様の健康をお祈りします!